【2/17 津波伝承絵本「奇跡の水門」を発行】東日本大震災から10年。村内死者ゼロだった岩手県普代村は、次世代に震災を伝える絵本を岩手県内の全小学校に寄贈!

三陸沿岸の北部にある岩手県普代(ふだい)村。東日本大震災では甚大な被害を受けた一方で、普代水門が津波を食い止め人的な被害が最小限にとどめられました。その事実を振り返り、東日本大震災を知らない子供たちや若い世代に震災を伝える東日本大震災津波伝承絵本『普代村を守った奇跡の水門』を2021年2月17日に発行します。絵本は、岩手県内の小学校(304校)に寄贈します。

大阪の大学生の皆さんとの交流で生まれた紙芝居をクラウドファンディングで絵本に!

 

村を守った普代水門(総延長205メートル、高さ15.5メートル)は、多くの困難がある中、故和村幸得元(こうとく)村長が、国、県に献身的に働きかけ、昭和59年に建設されました。明治(29年)と昭和(8年)の三陸大津波で犠牲となった人々を偲び、また自身が昭和8年の三陸大津波の惨状を目の当たりにした経験から、和村村長は明治津波の15.2メートルを超える15.5メートルの高さを誇る普代水門(総工費35億円)の建設を実現させました。

和村村長の信条は「2度あったことは3度あってはならない」。

のちにその3度目となったのが東日本大震災での「平成の大津波」でした。震災時、和村村長は故人となっていましたが、沿岸各地で想定外の大津波に町が飲み込まれるなか、普代水門は23メートルにもおよぶ平成の大津波を食い止め、奇跡的に村は助かりました。

「3度目」を防いだことを伝える絵本は、平成27年に村と連携協定を結んだ追手門学院大学(大阪府茨木市)の学生4人が作った紙芝居が基になっています。学生は毎年村を訪れ、震災や村の歴史を学び、彼らの手によって村の震災を振り返る紙芝居が制作されました。そして一昨年の秋に茨木市で紙芝居の読み聞かせを行いました。

紙芝居は村と学生が取り組んだもので、普代水門が誕生した経緯、普代水門が果たした役割を伝える『奇跡の水門』の物語。かねてから震災の教訓を子供たちや、若い世代に伝えていきたいと考えていた村では、この紙芝居を活用して、さらに広範囲への伝承をしたいと考え、紙芝居を絵本にすることを検討しました。そして昨年、その絵本作りのためにクラウドファンディングに挑戦し、結果、多くのご支援をいただき、令和3年2月17日に絵本を発行することになりました。

追手門学院大学~普代村紙芝居プロジェクト

子どもたちに津波を語り継ぐため岩手県内の小学校に寄贈

皆さまの熱いご支援に支えられたこの絵本を、岩手県内の全小学校304校に寄贈します。一人でも多くの子どもたちに、東日本大震災という震災があったことを伝えるとともに、一人ひとりに防災について考える機会となれば幸甚です。

普代村の海と、川沿いに町がある地形を伝える上空からの動画を配信

絵本の製作と合わせて、普代村の海や町の位置関係がわかるドローン動画を公開します。

普代村の地形と海と町との位置関係がわかる映像で、普代水門の果たした役割や守ったものを具体的に感じられる上空からの動画となっています。絵本の発行と合わせて公開予定です。

BUZZ CURATION

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